CBDの脳内での働きと適量について

脳内には特定の成分で活性化する受容体があります。
受容体は多数の種類があり、成分により活性化する受容体が異なります。
大麻にはカンナビノイドと呼ばるCBDなどの成分が142種類以上あり、様々な受容体の活性成分として働きます。
受容体が活性化することにより脳内伝達物質の放出、再吸収、抑制などが起こります。

受容体には不思議な事にカンナビノイドから強く作用される受容体もあります。
その名もカンナビノイド受容体でCB1とCB2の2種類が確認されています。
CB1は活性化すると精神作用が発現します。
カンナビノイドの一つであるTHCはCB1を活性化し、精神作用が発現するため日本では違法になっています。

CBDはCB1を活性化せず、CB2を活性化します。
CB2以外にもGPR55,TRP,5-HT等の受容体にも作用すると考えられています。
その為にCBDには様々な効果があると考えられています。

効果を感じるにはどのくらいの濃度が良いかとのお客様からご質問がよくあります。
効果を感じたい受容体の数で感じ方が決まります。
また受容体の数は個人差があります。さすがに判りません。
なかにはマリファナを吸っても何も起きない人もいます。

おすすめは低濃度、低用量から服用して自分のベストを見つける事です。

自分のベストを見つけてCBDの効果を実感頂けたらと願います。


参考
保健医療学雑誌 9
カンナビジオールの治療効果とその作用機序(2018)
Masahito Watanabe, Hana Hayasaki, Yuko Yurugi
, Katsuya Watanabe

2021年05月15日